今日感じたこと

2016/10/02

ちょっと、真面目な話

今日、桂川の駅に聾者の方が白杖を持って立ってらっしゃいました。
長男は、「僕、何かしてあげた方がいいかな」と言い、私は「助けが必要そうだったら、サポートしようか」と答え、見守っていました。
電車が来て、のり口を探しておられたので、腕をサポートして、「もう少し右ですよ」とのり口までサポートしました。
その後、無事に乗り込み、京都駅で下車、たまたま私たちも一緒だったので、出来るところまでは‥と少し後ろから歩いていました。
京都駅は、とんでもなく人だらけ。そんな中、白杖を頼りにエスカレーターと向かっておられる様子だけれど、電車に我先にと乗りたい人ごみに揉まれ、エスカレーターから離れた方向へ‥
思わずまた後ろから、「エスカレーターですか?エスカレーターならもう少し左なので、ご一緒します」と言ってエスカレーターに乗りました。
ほっと一息、と思い、後ろを振り返ると息子たちがいない。あ!見失った!と一瞬焦ったのもつかの間、長男は階段を次男の手を引きながらちゃんとついてきていました。
その後、エスカレータを降りた後、点字ブロックの上を歩いて行かれる姿を見届け、私たちにできることは、ここまでかな、と見守っていましたが、その先には、点字ブロックの上に荷物を置いて立っておられる外国人の方‥。 ぶつかって、外国人の方は驚かれ‥大丈夫かな、と思ったけれど、おそらく、いつものことなのか、トラブルになることもなく、その方はきっといつものように人ごみの中に消えて行かれました。

車の移動がほとんどの私は、こんな風にサポートする経験もなければ、そんな姿を息子たちに見せる機会もなかったのです。
この後、点字ブロックは海外にもあるのか? 点字ブロックだけで、十分なのだろうか? 駅のホーム以外にも危険なところってあるよね、、、等、色々な話をしました。

昔、たまたま見たテレビで、聞いたのは、「声に出して、さりげなくサポートしてもらえるのが一番助かる」ということ。
本当に、私の声がけは正しかったのだろうか? あの方は、私のサポートは望んでおられたのだろうか? 間違っていなかっただろうか? いろいろと想像してみたり、内省しています。
あのテレビで聞いたことを、行動に移したこと、少しでもお役に立てていたのならと願います。


日本盲人会連合
世界の点字ブロックについて


されて嬉しいことを、自然にできる。助け合える世の中、それを当たり前のようにできるように、子供達に伝えていきたいと、今日は心から感じました。
皆様も、このブログを読んでくださったこの機会に、何か気づきがあればと願います。

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