「おやつの与え方」

2007/09/20

乳歯は、永久歯に比べると、軟らかいため、虫歯になりやすいです。また、甘いものが好きな子供も多く、親も、子供が泣いたらお菓子をとりあえず与えてだまらせてしまう・・なんていうお母さんも多いのではないでしょうか。

お菓子に含まれる糖分は、脳にとっては必要な栄養素ですし、情緒的に満たされると言う点に於いても、とても素晴らしい効果もあります。
大切なのは、
「どんなお菓子を与えるか?」 
「どういう風にお菓子を与えるか?」 
「お菓子を与える時の約束事を守れるか?」 

にあると思っています。
たとえば、ビスケットやクッキーなど、歯にくっつきやすいお菓子は、虫歯にもなりやすい性質がありますし、だらだらとあげていると、それだけ虫歯になるリスクも高まります。


■おやつを与える時のポイント
 ☆噛みごたえのあるお菓子を選びましょう
  顎の発達を考えた場合、よく噛むことで顎は発達します。今後の歯並びのことを考
  えた場合、顎の発達はとても大切なポイントです。
  ガムが食べれるようになったら、キシリトール入りのモノをセレクトして下さいね。

 ☆歯にくっつきやすいお菓子は避けましょう
  ビスケットやクッキー、チョコレートなどは歯にくっつきやすいので、歯磨きでも
  取り除きにくいのが特徴です。すなわち、虫歯になりやすいのです。

 ☆炭酸入りジュース、ポカリスエットなどの清涼飲料水には注意しましょう
  コーラなど、甘くて美味しい飲み物は、子供の虫歯を助長します。お菓子と一緒に
  何かを飲む場合は、お茶など、出来る限り甘いものは避けましょう。

 ☆1回で食べる量を決めましょう
  だらだら食べたり、食べ過ぎたり。一番よくありません。人間は、ご飯を食べると、
  口の中のpHが下がり、酸性になります。酸性ということは、虫歯になりやすい環
  境になるということです。つまり、お菓子を食べる回数が増えると、そのあとはす
  ぐに虫歯になりやすい環境になるので、虫歯になる機会が増えると言うことです。
  だらだら食べずに量と時間を決めましょうね。

 ☆食べた後にはもちろん歯磨き!
  そうは言っても無くてはならないのがお菓子。食べた後には歯磨きがお約束!
  毎日の積み重ねが、将来の子供の歯の環境を良いものにしてくれることでしょう。
  なんでも根気が大切! お母さんと子供で一緒になって頑張りましょう!
 
 ☆仕上げはフッ素で。
  忘れないでくださいね、予防に一番なのが、フッ素です。お家で毎日、3ヶ月ごと
  に、歯医者さんでもフッ素。これが続けば、健康な歯でお菓子も食べられますよ!

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