もうすぐ、春

2008/03/24

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ちらほらとさくらも咲き始めていますね。祖母の家の庭では、少し花をつけているさくらがありました。写真は、大阪城公園の梅ですが 笑
町にも、さくらにちなんだマカロンやら、クッキーやら、お茶やら、いろいろさくらが溢れていました。

今日は、保険医協会が主催している4月からの保険点数改正にともなった説明会に参加して来ました。午前、午後の部とあり、それぞれ1200人強の歯医者さんやスタッフの方が集まっていたそうです。すごい数ですね。。
会が始まるまでの間、東京の方で放映された番組が流されていました。北野まことがしゃべっていましたが、歯科業界の暗いお話でした。。
と言うのも、国がたくさん歯科医師を作り過ぎ、職に溢れワーキングプア・・廃業や自殺に追い込まれる歯科医師が増加..と暗い話題ばかりでした。
例えば、金属代金も昨今の物価の変動で、高騰しているにも関わらず、保険点数が低い、となると、歯科医院の収入は減ってしまう。他も色々ありました。
国が医療費を下げるために、犠牲になっているのは歯科医院・・そして、最終的に患者さんのようです。

結局の所、国は医療費を下げたい、保険の範囲でベストを尽くそうと思っていても、限界がある、となるとしわ寄せは患者さんに行ってしまうからです。
保険適応か否かのラインは、最低限のラインで咬めること、だと思っています。ですので、見た目や、また、健康維持の為の予防処置には保険治療を行うことが出来ないのです。

日本のすばらしい国民皆保険のシステムと、医療技術の進歩、物価などを反映した経済など、バランスが取れているようにはやはり思えないなと感じます。

結局、それらをバランスを取って行こうと思うと、それぞれの患者さんのニーズによって医療を区別する他無いようにも思います。つまり、保険治療を行いたい人、お金をかけて自費治療を行いたい人、保険と自費をうまく使い分けて治療を行いたい人、などに区別されてしまう状況になってしまうということです。

アメリカの医療保険制度が、つまるところ、「経済力の差=できる治療内容の差」であるように、日本もこのまま行くと、アメリカのようになるのではと思います。

例えば、子供の虫歯予防の為のフッ素塗布。虫歯ゼロの子供にフッ素を塗布するのは保険適応では不可なのです。虫歯多発傾向にあり、年齢による虫歯の本数によって、フッ素を適応出来るかが決まるのです。 予防処置だから保険治療には含まれないのです。
これからお金がかかる子供を持つ親の気持ちとしては、保険の範囲でフッ素をと思うものですが、お口の診察とフッ素の塗布は別の扱いになってしまいます。

子供などの医療福祉の充実をと行政が動いているようで、その辺りまでのサポートはされていなかったりするのです。どこかが充実していたら、どこかが不足していたり。うまいこと作ってあるような、うまいこと誤摩化されているような。。。。。。矛盾を感じる自分が居るのも確かです。

今回の勉強会に参加して、ひとつの仕組みが出来上がる裏舞台を垣間みたような気持ちになりました。医療を提供する立場であり、また一方で医療を受ける立場の人間で、やはり思うのは、「自分が提供してもらいたい医療を少しでも多くの人に提供すること」だということです。

その為には、何が必要か?

オープンまでのあと数ヶ月、そしてオープンしてからも歯科医師を続ける以上、考えなくてはいけない大切なことだと改めて感じた一日でした。

あと少しで4月。

さくらの季節は、日本に生きる私にとっては特別な季節です♪

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