「ファイバーコア」

2007/11/11

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「コア」とは、歯の神経を抜いてしまったケースにおいて、歯の根と頭の部分をつなげるための支えの部分を指します。保険治療の場合、銀合金が用いられますが、最近では、審美性の高い、白い土台が登場し、これを「ファイバーコア」と呼びます。

ファイバーコアには、色々な歯のサイズなどに合わせ、色々な種類のものがあります。

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太さ、角度、長さ・・
これらを、使い分けて土台に使用しますが、保険適応の素材ではないため、主に、前歯のセラミックスの土台などで使用する場合が多いです。

このファイバーコアは、太さ約10μmのファイバーを束ね、その間に高強度のマトリックスレジンを含浸・重合させた、支台築造用に作られた土台です。

弾性係数(物質のもつ硬さ、たわみのようなもの)は、従来の金属のものに比べ歯の象牙質という部分のたわみの値に近いため、応力を分散する際、歯への負担を大幅に軽減します。 金属と違い白色な為、審美性に優れ、将来的に再神経治療が必要になった場合でも対応が可能です。

ご希望であれば、保険の被せにも用いることができますので、ご相談下さい。

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