「ホワイトニング」と聞いて、どんなものかイメージが湧きますか?
歯のホワイトニングには、汚れを取る事から、自分の歯の色を白くする事や、セラミックで白く変える事まで、色んな意味があります。
ここでは、あえて、「自分の歯を白くする事」に照準を当てて行きます。
詳しくは、コラム;ホワイトニングを、ご覧下さいね。
当院でのホワイトニングは、オフィスホワイトニングという医院で進めて行くものから、ご自宅で行って頂くホームホワイトニングというものの2種類を行っています。
従来のホワイトニングに比べると、海外からの材料の直接輸入や、様々な取り組みの結果、価格的にも、少し手が届きやすくなったのでは?と思います。
カウンセリングは無料で行っておりますので、「話だけでも聞いてみたい・・」そんな方でも、お気軽にご連絡下さいね。
院長自ら、ご質問には何でもお答え致します!
メールは、info@santacruz-zukadental.com までお問い合わせ下さい。
ご予約は、メールでも、お電話でも承っております。 0797−81−8461まで。
歯のクリーニング、これらには、歯石をはじき取るスケーリングと、歯の表面に付着したステインやバイオフィルムを破壊する目的のポリッシングなども含んでいます。
歯石は、プラークと呼ばれるしろっぽいネバネバしたものが、唾液中のカルシウムなどが沈着することで硬くなったもので、お家での歯ブラシなどでは取り去ることが出来ません。
歯科医院で、超音波と呼ばれる器械を用いて、はじき取ったり、ハンドスケーラーと呼ばれる器具でないと取ることが出来ません。
一方、コーヒーなど食べ物による茶渋や、タバコなどのステインは、普段の歯磨き粉などでは完全に取り去ることが難しく、研磨性の高い歯磨き粉などもあ市販されていますが、やはり限界はあります。
これら、歯の表面に付着する汚れは、放置しておくと、歯肉炎や歯周炎となって、歯ぐきからの出血、口臭などの原因となります。
ですので、たくさん溜める前に除去するのが理想です。
当院では、
(1)3ヶ月〜6ヶ月以内の歯のクリーニングと定期検診
(2)普段から、汚れをできるだけ溜めないようにするためのメインテナンス法の指導
を、おすすめしています。
また、汚れのたまるペースなどは、個人差がございますので、その人、その人によって、メインテナンスの間隔は異なります。
治療終了時に、次回のご来院日の目安をお伝えしておりますので、スタッフまでお尋ね下さい。
ホワイトニングやセラミックの治療の際に、重要なのが、歯の色です。
歯の色は、シェードガイドという、色見本で、大体の色の明るさやトーンなどを見比べ、その指標とします。
例えば、ホワイトニングの場合。
始めに来て頂いた時の歯のお色は、どのぐらいで、ホワイトニング後には、どの程度明るくなったのかを、確認する為に使います。
つぎに、セラミックスなど被せの色を見る場合。
患者さんのお口によって異なる歯の色を、技工士さんに伝える為にこのシェードガイドは用いられます。場合によっては、実際にお口の写真を撮らせて頂く時に、このシェードガイドを一緒に写し込んで、色を伝える場合もあります。
↑ 技工士さんにシェードガイドを用いて色を伝える場合の一例
ここでは、ホワイトニングを行うにあたって、術後、気をつけて頂きたいことを挙げてみましょう。
オフィスホワイトニング後
・直後30分の、濃い色の飲食、または喫煙などはお控え下さい。かえって、着色が浸透することもあります。
・また、オフィスホワイトニング後24時間は、特に濃い色の飲食、喫煙などは控えて頂いた方が効果的です。
・オフィスホワイトニング後24〜48時間は、時々、不快症状が生じることもあります。軽度のものであれば、3日後以降、治まることもありますが、長引くようであればご連絡下さい。
ホームホワイトニング後
・ホームホワイトニングの場合は、ほぼ毎日ホワイトニングを行って頂きますので、特に直後30分だけは、濃い色の飲食や喫煙をお控え下さい。
・また、濃い色の飲食や喫煙などをされた場合は、色素が歯の内部に浸透する前に、歯磨きやうがい、ガムなどを噛んで頂くなど、ご配慮頂けると幸いです。
・ホームホワイトニングの場合は、慢性的に、凍みや違和感などの症状がある方も出て来られます。軽度であれば問題ないことも多いですが、ジェルの濃度を下げたり、装着時間を短くするなどの改善策もございます。ご不安があるようでしたら、一度ご連絡下さい。
ホワイトニングが行えない場合や、時期を避けた方が良い方などがいらっしゃいます。必ず、お読み下さい。
■ホワイトニングが不可能な場合
・無カタラーゼ症の人 (ホワイトニングのお薬を分解する酵素を体内に持っていない人の為、ホワイトニング禁忌です。)
・前歯がすべて差し歯の人 (差し歯はホワイトニングでは白くすることが出来ません。差し歯ばかりの場合、ホワイトニングではなくセラミック治療などで白くすることが可能です。)
・テトラサイクリン歯;3度〜4度の方 (1〜2度の場合はホワイトニングが可能なケースもありますが、3〜4度までになってしまうと、思うようにホワイトニングでは効果を発揮しない場合もあります。詳しくは、ご来院頂ければと思います。)
・妊婦、授乳婦の方 (妊婦さんや授乳中の方への安全性が、現在の所確立されておりません。万が一に備え、当院では時期を改めて頂いております。)
・18歳以下の場合 (小児〜の場合、歯の根尖が閉じていれば問題ないとする先生もいらっしゃいます。当院では、18歳以下の場合、としておりますが、個人差も考慮し、18歳以下であってもホワイトニングを行うケースもあります。詳しくはご相談下さい。)
ホワイトニングをスタートして行くにあたり、当院では、綿密なカウンセリングからスタートして行きます。
カウンセリングでは、まず始めに、今までにどんなタイプのホワイトニングをしたことがあるか、また、今一番気になっているところは、どこなのか・・など、様々な質問をさせて頂きます。ホワイトニングに対してのイメージや知識は、個人差がかなり大きい為、その意識のギャップを埋めて行くのが目的です。
問診の後、当院で行っているホワイトニングに関しての手順や内容に関するご説明をさせて頂きます。
その後、お口の中を拝見させて頂きます。
歯の色、ホワイトニングに適している歯なのか、詰め物や、虫歯などがないのか・・
安全にホワイトニングを施術して頂く前には、必ず、検査が必要になります。
また、ホワイトニング前には歯のお掃除もさせて頂くことがほとんどです。ホワイトニングは、自分の歯をさらに白くするものなので、自分の本来の歯の色を出す為にもクリーニングが必要になってくるからです。
そして、現在の歯の色を一緒に確認させて頂き、いよいよホワイトニング開始です。
わからない事など、色々とおありだと思いますので、遠慮なく、どんどんお尋ね下さいね。
ホワイトニングにはオフィスホワイトニング(医院で行うもの。可視光線を用います。)と、ホームホワイトニング(自宅で行うもの。薬剤とカスタムトレーを用います。)の2種類があります。
■オフィスホワイトニング
これは、可視光線と呼ばれる470nmほどの波長の出る光を用いて、歯の表面に塗布したホワイトニング剤を活性化させて白くする方法で、医院で行います。
光には色々な種類があり、アルゴンレーザー、LEDライトなど色々な製品が発売されています。
どのような種類のものであっても、基本的には、熱作用によって、ホワイトニング剤(過酸化水素や過酸化尿素)が色素を分解するスピードを高めることが目的です。
この分解のスピードは、熱が高ければ高い程早くなるという仕組みです。
オフィスホワイトニングは即効性がある分、早く白くされたい方には有用です。
しかし、オフィスホワイトニングだけでは、元の色に戻るスピードもやや早いと言われているため、確実に白くされたい方の場合は、ホームホワイトニングも併用されることをお勧めします。
■ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、患者様それぞれの歯形に合わせた専用のホワイトニングトレーを作製し、そこにホワイトニング剤を流し込んで白くするものです。
ホワイトニング剤は、過酸化尿素や過酸化水素など、様々な濃度があり、早く白くしたい人、歯がしみやすい人、起きてる間に使いたい人、など、色々なニーズに合わせて選んで頂くことが可能です。
よく、海外でホワイトニングをされたことがあるとおっしゃられる方の中に、自分でトレーを作ったタイプのものを使っていたと聞くことがあります。これが結構、大きくて使いづらく違和感があったとの話も多くありました。
しかし、当院でお勧めするタイプのものは、ご自身の歯型に合わせたもので、しかもトレーの厚みも薄いタイプのものを使用しますので、違和感もほとんど無くお使い頂けます。
確実に白くされたい方、白さを長く維持されたい方にはホームホワイトニングがおススメです。
次に、ホワイトニングの仕組みについてお話ししましょう。
ホワイトニングは、基本的にお薬を使って白くして行きます。
過酸化水素、過酸化尿素などが、主に使われるお薬の代表です。簡単に言ってしまえば、様々な濃度があり、濃度が高ければ高い程白くなります。そして、お薬と歯が触れている時間が長ければ長い程白くなります。
しかし、過酸化水素は時間が経つ程、分解されて水になりますので、その反応時間にも限界があります。また、過酸化尿素も時間が経つ程、過酸化水素を経て水に分解されますので、こちらも限界があります。
こういったお薬の特徴を踏まえて、適切なホワイトニングの時間や濃度が研究された結果、現在の方法でホワイトニングが行われています。
当院では、オフィスホワイトニングとホームホワイトニング、2種類の王道の方法を取り入れておりますが、詳細は別のコーナーでお話ししましょう。