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Dental Column歯科コラム
2007/09/09
「妊娠中の治療について(麻酔やレントゲン)」

妊婦さんの産後でも可能な治療に関しては、あえて妊娠中には行いませんが、どうしても治療をしなくてはいけないケースも多々あります。
その場合、レントゲンの撮影や、麻酔なども必要になってくる場合があります。


麻酔について

歯科で使う麻酔の量は低濃度・少量使用の為危険性が極めて低く、また、体内に吸収されてからも胎児のところに届くまでに分解され、まず影響がありません。
歯科で使う麻酔の成分の中に、「エピネフリン」という物質があります。これは、血管を収縮させる働きを持っています。少し心臓がドキドキするような作用があります。
このエピネフリンは歯科では8万分の1の濃度のものを使用します。これは、体内で痛みを感じた時に分泌される物質に似ており、歯科で使用する麻酔薬1本の約10倍程の濃度が分泌されると言われています。
つまり、痛みを我慢して治療を行うよりも、麻酔を打ってから処置をする方が、はるかに身体にとって優しいと言う事が言えるのです。
必要に応じて麻酔を使用して処置を行う場合(大きい虫歯の処置や抜歯など)は、麻酔を使用する事をお勧めします。
ちなみに、歯科の麻酔で以前気分が悪くなったことがある方は、治療前にお伝え下さいね。

レントゲンについて

レントゲンに関しては、下記のデータを一度みてみましょう。

・妊娠3週目までに50〜100mSVの放射線を浴びると胎児が育たない危険がある
・妊娠4〜12週目の間に100mSV以上の放射線を浴びると胎児に奇形が生じる可能性がある
・妊娠10〜27週目の間に120mSV以上の放射線を浴びると胎児に精神発達遅滞が生じる可能性がある

つまり、妊娠中において50mSVを越える放射線を浴びなければ胎児に問題は起きないだろうという事が言えるのです。
ちなみに、宇宙や大地から人間が1年間に受ける自然放射線は、年間2.5mSVと言われています。 歯科で使用する小さいレントゲン1枚をアナログ撮影すると、0.04mSVの放射線調です。当院でも使用しているデジタル撮影の場合、アナログの約4分の1ほどの放射線量なので0.01mSVという計算になります。

普通のレントゲンに比べ、当院ではデジタルのものを使用しているため、従来のものよりはるかに放射線量、被爆量が減っています。また、撮影時には防護服も着用しますので、胎児に届く放射線量、被爆量は限りなく0と近い値になります。
ですので、当院では治療に際し、必要と判断すれば、レントゲン撮影も行います。

しかし、頭ではわかっていても、「もしかして・・」を考えてしまうお気持ちも、とてもよくわかります。私も、妊娠中は、出来る限りのリスクを減らしたいと思っていました。
ですので、治療においては、麻酔が必要なさそうであれば、まず麻酔無しで治療をし、痛みがあってどうしても我慢出来ない時は、最少量の麻酔をします。レントゲンも、撮影せずに治療出来そうであれば、むやみに撮影は致しません。

つまり、リスクと治療の必要度を天秤にかけて、その結果を患者様にお伝えして、納得のいく方法を選んで頂いています。ご不安な気持ちもよくわかりますので、カウンセリング時にお気軽に不安なことなどございましたら、ご相談下さい。

できれば、妊娠中に治療しなくても済むように、普段から健康なお口でいられれば、一番なのですが、なかなか難しいですね。

妊娠中に治療せずに痛みが出る方が良くないですし、生まれてくる赤ちゃんのためにもお母さんに虫歯が無いのが一番なので、一緒に頑張りましょう!

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